出張レポート〜タイ編〜
2008年8月5日、暑い暑い日本を出発し、初めてタイへやってきました。今回は2週間の出張で、タイ・インド・ネパールと移動します。まずはバンコクの空港に到着後、送迎サービスのタクシー会社の方を探します。
入国審査を抜け、荷物を受け取り、Way Out(出口)へ…。
このバンコクの空港はとても大きく、出迎えの方もたくさん来ています。
一路Gate3の待ち合わせ場所へ向かいます。無事出迎えのドライバーさんと合流。私の名前をカタカナで書いてある紙を掲げていました。ん?…私の名前…名字が反対のようです(ヒラヤマと書かれていましたが、正しくはヤマヒラ)。。。ドライバーさんが何度も謝るので、日本でもよく間違われるから、と伝えました(事実、よく間違われます)。
とてもフレンドリーなドライバーさんで、空港からワットサケオスクールまで、約1時間半の道中、タイ語の練習相手になって下さいました。私はタイ語の知識はほぼゼロ。イラストと単語が書いてある単語帳だけを持ってタイへやってきました。これから3日、やっていけるのだろうか…サワディーカー(こんにちは)だけで…。
ワットサケオスクールに到着。広大と言ってもいいくらいの敷地。ボランティアたちの寮は学校の門から離れたところにありました。ドライバーさんに別れを告げると、小学生らしき女の子が現れて、私が入る部屋まで案内してくれました。寮は私が想像していたよりはきれい(決して日本の「きれい」の基準では考えないで下さいね!)。
部屋に荷物を置き、寮の向かいにある食堂(?)へ。この建物は先生たちが上の階に住んでいて、一階はボランティア達が朝食と夕食をとる場所になっています。ここでは便宜的に食堂と呼びます。ボランティアと主に接触するのはチョン先生、エ先生、ヌ先生の三人。ヌ先生はかなり英語をお話しになられるようですが、チョン先生はわずかに英語での答えが期待できるといった感じ。エ先生に至っては…。子供達も、英語で話しかけてもほとんど反応がありません。
でもニコニコしているので、こっちもつられてニコニコ(ニヤニヤ?)。辛いものが苦手な私ですが、日本人に合わせて料理して下さっているからか、出てくる料理はどれもおいしい!食堂にて、タイ滞在歴3年のYさん、日本で英語を教えていらっしゃるSさんにお会いしました。お二人ともタイのプログラムに参加されている方で、日本では学校の先生。夕食の間も、タイの子供達に関して、授業に関して真剣にお話されていました。その後、孤児スクールでのボランティアを熟知しているKさんRさんともお会いしました。4人のボランティアの方達には、現地にていろいろ教えて頂き、とてもお世話になりました。
さて、夕食を終え、部屋へ戻って一息…。ふと目をやった壁にはトカゲ(注:インドに移動してからわかったのですが、これはトカゲではなくヤモリだったようです)が…。「いる」という話は聞いていたので、一瞬にしてすべてを諦めましたが、やはり両生類と爬虫類は苦手なので、なんとか見なかったことにし、トイレへ…。
私が入っていたトイレはシャワーと同じ部屋にあり、トイレは水洗でしたが、何せ流れないので、結局自分が桶でくんだ水を便器に流していました。慣れれば大丈夫です。タイ、インド、ネパール…どこでもそうですが、できるだけ楽しく暮らす方法は、日本の快適さをさっさと忘れてしまうこと!これにつきます。
ヨーロッパのいわゆる先進国に行っても、私たち日本人にはあらゆることが不便に感じられると思います。これをただ「不便」と感じるか、それとも「文化の違い」と感じるかで、滞在自体の受け止め方もかなり変わってくるのではないでしょうか。
水やトイレ、腹痛(これは日本でも常になので、もうすっかり諦めモードです)、等々には慣れても、トカゲ(※ヤモリ)…。これには最後まで苦戦しました。たまに、トイレに3匹集合していて、無視しようと思っても、どの角度にもいる。何度かじっくり観察して、なんとか好きになれるよう努力はしましたが…。今後の課題です。
滞在2日目。
朝食を済ませ、朝礼に参加。朝礼は校庭で、小中(?)学生、幼稚園部、すべての生徒が集まって行っています。朝礼と言っても、歌を歌っているだけのような…?朝礼が終わってからはKさんの授業を少し見学させて頂きました。日本語の「曜日」を教えていらっしゃいました。このクラスの生徒達は結構覚えている様子。でもやはり、授業するにも、タイ語は必須です!ここはタイなのだから、当たり前と言えば、当たり前なのですが…。早くも、タイ語を覚えてこなかったことを深く後悔しました。
お昼ご飯は学校近くの食堂で。ボランティアはみんなここに来てご飯を食べます。食堂は10人も入ったらいっぱいになってしまう小さな食堂ですが、メニューの中から自分の好きなものを頼めますし、とてもおいしいです。おばちゃんもとっても親切。
放課後の学校をぶらぶらと歩き、タイ語の本を片手に子供達に話しかけます。みんな私のタイ語の発音を訂正しながら、今度は質問を返してきてくれます。
クラブ、課外活動も盛ん。ダンス、合気道、ギター、木琴等々。ギターを弾いている生徒に英語で「うまいね」と話しかけてみると、その子の横にいた生徒が突然誰かを呼びにいき、もう一人男の子を連れてきました。その子は英語が少し話せるようで、再度ギターを褒めると、今度はことの成り行きを見ていた先生が「俺はもっとうまい、先生だから」と言い出し(多分こう言っていたのだと思います)、先生の独壇場に…。でも確かにうまい。
さて、寮へ戻ってトイレへ行くと、今度は天井にトカゲ(※ヤモリ)が…。天井よりは、壁の方がいいなあ…と思いつつ、パシャリ。
シャワーはよく水が出なくなるので、出なくなったときのために水がたくさん貯めてあります。シャワーを使うより、貯めてある水を桶でくんで使うことの方が多かったです。
3日目
今日は朝からアユタヤに連れて行ってもらいました(Yさん、Kさん、Sさん、ありがとう!)。ワットサケオスクールの前からバスに乗り、約30分(18バーツ)でアユタヤの街へやってきました。バス停すぐ近くにはなんとFa○ily M○rtが!こうなってくると、すっかり都会です…(余談ですが私の実家がある町にはコンビニが一つしかなく、しかも夜は23時で閉まるので厳密にはコンビニエンスではありません)。市場、というか露店(?)もたくさんあります。
デパート(?)もあります。嬉々としてチョコレート売り場に行き、キット○ット(18バーツ)を買いこみました。アユタヤではボートにも乗りました。対岸に渡るだけのボートですが、これが片道4バーツ。看板をみると、明らかに値段改定の跡が…。
アユタヤの鉄道の駅。きれいです。世界遺産がある街だけに、バックパッカーの姿もちらほら。お昼は露店でチキンのせご飯を食べました。スープもついて35バーツ。とってもおいしい!!
アユタヤホテルにてインターネットが使えるとのこと。情報収集のためいざネットコーナーへ。15分10バーツです。ホテルなのでさすがに、快適です。
お昼過ぎにはワットサケオへ戻って、今度は幼稚園を少し散策。
課外活動木琴。Yさんが「すごくうまい」とおっしゃっていたので、興味があり私も行っていました。左手前が先生。私がここに着いたときには明らかに一人の生徒が木琴の間で寝ていましたが、先生に起こされました。一回だけ演奏してみて欲しいというと先生はちょっと嬉しそう…でしたが、演奏になるとなぜかみんな仏頂面。い、いやだったのだろうか…と少々心配しつつも、演奏はすごくきれいで、感激しました。
「きれいでした、ありがとう」とタイ語の本を見ながらお礼を言うと、みんな「???」という表情…。微妙な沈黙。…そうか、タイ語が通じてないのだな、と悟り、サンキューと言ってその場をあとにしました。お礼も通じないとは…もどかしい。
タイマッサージの課外授業を見学に。実際にマッサージをしてもらうこともできます。実は、この前日もマッサージを受けようと思い、この教室の前まで足を運んではいたのですが、途中で怖じけづき、引き返してしまったのでした。というのも、マッサージを受けた何人かのボランティアの方が「マッサージを受けてから、体がかゆい」と口にしているのを聞いていたからです。マッサージは基本的に布団の上で受けるのですが、やはりいろんな人が横たわったその布団…そこにはたくさんのダニエル(※ダニ)たちが…。
私はアトピーもちなので、出張が始まったばかりの今、このリスクを冒していいのかどうか、少々悩みました。前日見に来たときは、体をかきむしりながら(その字のごとく、かきむしりながら、です)マッサージを受けているイギリス人を目撃し、怖くなってやめたのでした。自分の部屋に戻ってからもんもんと考え、長袖を来て長いズボンをはき、マッサージを受け、部屋に戻ってからすぐにシャワーを浴びるという作戦(?)を練りました。
実際に受けたマッサージはとっても気持ちがよかったです。生徒達は学びながらマッサージを行っています。ボランティアの方達が話していたことの一つに、このマッサージを学んでいる生徒たちに日本語を教えることができたら、将来マッサージを日本人に提供する時に役立つのではというアイデアがありました。すべての生徒に日本語を勉強してもらうのはとても難しいことです。しかし、その必要性を感じている生徒達であれば、真剣に学んでくれるのではないでしょうか。これは日本語に限らず、そうですけどね。
昨日学校に到着した3人のボランティアの方々と一緒に、Yさん、Sさんの授業を見学に。さすが、本職も先生というだけあり、クラス全体に目が行き届いています。しかし、先生という職業に就いていらっしゃる方だからこそ、この活動の問題点、難しさもたくさん見つけていらっしゃったようです。
次は、突然、なんの準備もなく授業をすることになったRさんのクラス。歌とイラストをたくさん使って楽しそう。突然なのに、慣れてます!
先生たちと事前に相談して、担当する授業のコマをわけてもらうのが基本ですが、Rさんのように突然授業が回ってくることもあります。授業のアイデアがたくさんあると、その分活動しやすいのは間違いないです。
タイ語をできるだけ覚えてくること。授業のアイデアをできるだけ考えてくること。日本の文化、日本のやり方を押し付けるのではなくて、できるだけタイの文化、タイのやり方を受け入れること…(これは、どの国に行っても同じだとは思いますが)。
この3点が、活動の際のネックになるのではないでしょうか。私も次回、また出張でこの学校に来ることがあればぜひ授業をうけもってみたいと思います。その時は必ず、今よりはタイ語がしゃべれるようになっていたいですが…。
お世話になったボランティアのみなさん、学校の先生、生徒達にお礼をして、次はインド、コルカタへ移動です。
CEC海外ボランティアプログラム